



今回紹介するのは、
1930年代にドイツで製造された小型ストームランタン、
「BAT 155」
です。
Feuerhand Atom 75と同時代に登場した、
非常に小型なストームランタンであり、
後のHASAGやBATブランドの歴史とも深く関わる
コレクター人気の高いモデルです。
製造年代 1936〜1939年頃
とされ、
非常に短期間しか製造されませんでした。
BATブランドとは?

BATはドイツの
Friedrich Stübgen & Co Erfurt
によるランタンブランドです。
ブランド名の「BAT」は、
ロゴにも描かれている通り、
コウモリ(Bat)
が由来となっています。
1937年にはHASAG
(Hugo Schneider AG)が
Stübgen社のブランド・特許を引き継ぎ、
BATブランドもHASAG傘下へ移行しました。
そのため、
- HASAG
- BAT
- Feuerhand
は戦前ドイツランタン史の中で
非常に近い関係性を持っています。
最初に製造されたランプは、
ニーア社の設計図に基づいて製造されたため、
戦前のFH 275(BAT 158)およびFH 276(BAT 159)
モデルの完全な複製でした。
【BAT 155】世界最小クラスのストームランタン
BAT 155最大の特徴は、
“極小サイズ”
です。
高さは約16cmほどしかなく、
当時としては世界最小クラスの
ストームランタンでした。
同時代の
- Feuerhand Atom 75
- HASAG 851
などと並ぶ、
コンパクトモデルとして知られています。
グローブには
- コウモリマーク
- 「Made in Germany」
の刻印が入り、

さらに反対側には、
手でランタンを灯すデザイン
が描かれています。
また、
「Indifferent」
の刻印も確認できます。

これはドイツのガラスメーカー
Gebrüder Putzler
の商標であり、
1938年頃のグローブと推測されています。
Feuerhand Atom 75と同時代モデル
BAT 155は、
Feuerhand Atom 75と非常に近い時期に登場しました。
どちらも
- 小型化
- 携帯性
- 軽量化
を重視したモデルであり、
1930年代のドイツで、
小型ストームランタン需要が
高まっていたことが分かります。
実際に並べてみると、
サイズ感や思想の近さが非常に面白いモデルです。
【参考情報】

バーナーコーンや燃料キャップに
赤い塗料が枠取られているのが、
一つの特徴です。
上記のように赤いグローブがあることが
知られていますが、上記はオリジナルのカラーか
どうかは不明です。



