



Feuerhand Atom 75Fは、
Atomシリーズの中でも市場流通が極めて少ない、
非常に希少なバイシクル用モデルです。
製造年:1940〜1942年
⚫︎「F」の意味とは
「F」=Fahrrad
つまり「自転車用」を意味します。
当時は自転車やワゴンに取り付けられたと
言われております。
※ワゴンとは馬車や手押し車を指します。
⚫︎特徴
- 黒塗りブラックボディ
- 専用ブラケット装備(75刻印)
これを自転車やワゴンに取り付けていた。 - リフレクター搭載(錫メッキの物がオリジナルと言われる)
- 赤色グローブ仕様(暗い赤色)
⚫︎オリーブグリーンパーツの理由
75Fでは、バーナーやキャップや部品の一部に
オリーブグリーン塗装が見られます。
これは後年交換されたものではなく、資料を確認する限り、ドイツ国防軍向け生産背景を持つため、一部軍用仕様パーツがそのまま採用された可能性があります。
つまり、
「軍用部品を流用した実用品モデル」
としての特徴を持つ、非常に興味深い仕様と言えます。
⚫︎戦時特有のダークレッドホヤ
製造された当時は戦時中でしたので、
出来る限り外に光を漏らさないで
工夫がされており、より暗いレッド色で製造されました。
通常赤ホヤ

戦時バージョン(より暗い色)

また、リフレクターにも穴はなく、
より遮光を意識した作りとなっております。
⚫︎コレクター視点での価値
- 市場流通数が少ない
- 専用用途モデル
- 軍用背景を持つ可能性
- オリジナル状態の個体は極めて希少
Feuerhand Atom 75Fは、単なる小型ランタンではなく、戦前ドイツの交通安全・軍需・実用品設計が融合した歴史的モデルです。


