

愛らしいフォルムで多くのファンがいる
Feuerhand 176Eですが、
実は当時としては高性能なランタンでした。
Feuerhand FH 176Eモデルは、
Nier社によって「Einheits-Sturmlaterne
(標準統一型ストームランタン)」として販売されました。
■ E の意味
E = Einheits(アインハイツ)
=「統一規格」「標準化モデル」の意味。
戦時体制下で、
資材節約と大量生産を目的として設計された
簡略化・標準化モデルであることを示しています。
製造年代
1940〜1942年
カラー
Wehrmachtsgrau(国防軍グレーと言う訳になる)
※いわゆるオリーブグリーンや
OD(オリーブドライブ)の呼称で
日本では呼ばれている。
第二次世界大戦中、
錫は軍需物資として重要指定されたため、
通常の亜鉛・錫メッキ処理が困難となり、
FH176Eは軍用色に近いグレー塗装が採用され、
このカラーしか存在しません。
■ 基本仕様
・全高:約205mm
・重量:約370g(グローブ含む)
・燃焼時間:約24時間
■ 特徴
○1 1/2インチの特殊バーナーで
24時間の燃焼時間を実現しており、
持続時間、光度共に、
ハイグレードな品質になった
○特徴的なトップのマッシュルームヘッドは
FH201に匹敵する耐風性能とされています。
○バーナーキャップ兼用漏斗として
採用されており、
・燃料注入口径を最適化
・バーナーキャップを漏斗代わりに使用可能
・補給効率向上
これらは176E最大の特徴で、
小型・軽量・省資源ながら高性能を実現した
戦時合理化モデルでした。

愛らしいマッシュルームヘッドの外観に加え、
軍需背景や技術的進化を持つことから、
現在でも高い資料価値と人気を誇ります。




