
Feuerhand Atom 75 LU STKは、第二次世界大戦中の灯火管制、いわゆるブラックアウト規制下で生まれたとされる非常に希少なモデルです。
通常のAtom 75とは異なる独自フードを備えており、現存数も少ないため、コレクター市場でも特に注目される個体です。



当店でも過去に一度だけ、
全てオリジナルパーツの物を手に入れたことがあり、
その時に撮影した写真です。
○製造年代について
・製造年代は不明ですが、LUはブラックアウト規制により
製造された物です。
LU=Luftschutz(ルフトシュッツ)=防空 / 空襲防護
の意味と言われております。
ブラックアウト規制とは?
第二次世界大戦中のドイツ(ナチス・ドイツ)では、連合軍の空襲対策として厳格なブラックアウト(灯火管制) が実施されました。
これは都市部・工業地帯・港湾部を中心に全国的に行われ、夜間の光漏れを防ぐことで敵機による視認を困難にする目的がありました。
- 夜間、外部に光が漏れることを禁止
- 窓は遮光カーテン・黒布・木板で完全遮蔽
- 車両ヘッドライトは減光またはスリット化
- 街灯は消灯または極端に減光
- 看板照明・ネオンサイン禁止
- 家庭内照明も厳格管理
実施時期
・1939年開戦直後から開始
・1940年以降、英空軍空襲増加で強化
・1943〜45年の大規模戦略爆撃期に最も厳格化
よって、この間に製造されたと思われます。
※参考
Feurehand 176LUは1940〜1942年に
製造されているので、その時期とみられる。
○オリジナル品の特徴は?
こちらのモデルは主にフード部分に
リプロ品が混じっていることが
あります。
また、フード受け部分のガードを切り取って、
無理やりLU仕様に改造した物も
過去見たことがあります。
オリジナル品の特徴
・フード部分は磁性があり、鉄などが入っている。
※アルミフードではない。
・フード部分に「75」刻印がある。

・フードの中の爪にホヤをはめこむ形になる。

・ホヤの周りにあるホヤガードがない。
・オリーブグリーンが基本のオリジナル色
○希少性
atomシリーズの中でも、
トップレベルに入手が困難なモデルといえます。


