アメリカでは主に1880年代〜1920年代頃に
盛んに製造された物が多い。
英語では「SAD IRON HEATER」
と言う呼称が多く使われます。
当時の広告をみると、8分でお湯を沸かし、
5分でヘアアイロンを温めることができると宣伝されてました。
当時は薪や石炭ストーブに火を入れるよりも経済的で、
低コストだった面もあり、広く普及しました。
実際鉄製のアイロン(服などのアイロンがけ)を温めるために
使用されていたことが確認されていて、
よく現地では 当時使われていた鉄製のアイロンと一緒に出てくることが多い。
ただ実際には、そこから派生し
鉄道の車掌が使う暖房器具としての役割もあり、
家やキャンプ場などで調理、暖房、
照明に使用される携帯可能な多目的器具でした。
アメリカでは「ストーブ」ではなく、
「ヒーター」と呼ばれている呼称が多いことからも
目的がうかがえます。
点火して上部の五徳、鉄板部分に物を乗せても
十分な火力があり、簡単にお湯を沸かすことも可能で、
卓上の薪ストーブとして利用される人もいる。
一番種類が多い物はアメリカ製に多く見られる。
Taylor&Boggis社の「Game Junior」「Summer girl」
Gardner Mass社の「Union」シリーズは有名です。
それ以外にも、窓枠が特徴的な
「Brightest&Best」「Daisy」など、
凝った作りの物は、当時の職人魂を感じさせて、
多くのファンがいます。
Brightest&Bestストーブ

Daisyストーブ

Fairy Queen
